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30年くらい前のこと。
長男を連れて、近くの森林公園にキャンプに行ったのです。
夕方、遊歩道を歩きながらクワガタ採り。
歩道沿いに広がるクヌギ林。一番手前の木を見ると何匹かいて・・息子は嬉しそうに虫かごへ
奥の木も見ようと思ったのですが、腰くらいまで熊笹が茂っていたので、息子を歩道に残して入って行きました。10本くらい見て歩くうち、ふと気付くと来た方向がわからない自分がいました。
木をくるくる回りながら進んできたので、完全に方向感覚が・・・見回しても同じ風景。
それでも見た木の数から30mも歩いていないからと、歩道と思われる方向へ進んだのですが一向に歩道に出ない。
「しまった!」と焦る自分。汗が噴き出て・・・
「そうだ!」と我に返り息子の名前を呼びました。「なぁーにぃ」と返事、ただ少し遠い感じ。
そのまま声を出し続けろと言って、息子の声の方へ進みました。
50~60mほどだったと思いますが、何とか無事に息子の待つ歩道に戻ったのでした。
もし、息子を連れて入っていたら・・・
当時は、今ほど目撃情報は無いけれど熊や猿がいたら・・・
私だけでなく、息子が熊に襲われていたら・・
あのまま遭難していたら、人気のない山中で息子はどうしただろう・・・
なんて考えると、背筋が凍る想いでした。
何度も行っていた山だっただけに、余計に怖かった忘れることのできない出来事です。

それでも、数十匹のクワガタやカブトをゲットして、息子はご満悦でしたが・・・