明治天皇の「教育勅語」の一説に「一旦緩急あれば義勇公に奉し・・」とあります。
「非常事態の時は、国のために戦いましょう・・」と言う意味(戦争だけではなく災害などもだと思いますが)です。
ロシアがウクライナに侵攻した時、避難をせずに国に残って戦う選択をした人が多くいましたし、今も戦っています。
もし、わが国にロシアや中国が攻めてきたらどうします?
先ずは、自衛隊が私たちを守る為に戦ってくれるでしょう。しかし、兵力では圧倒的に劣ります。
その時、武器を取って自衛隊と共にこの国のために戦いますか?

最近、そんなことをよく考えます。
で、私はと言うと、国と家族を守る為に手を挙げるんじゃないかなって思います。
消防と言う世界ではある意味「義勇公に奉し」が当たり前でしたから・・・
ただ、出て行ってすぐに撃たれる奴だと思いますがね(笑)

家族・・とりわけ、やっぱり孫たちを守る為に武器を取ると思います。
それで死んだとしても本望と考えると思います。

ロシアの侵攻は、決して他人事ではないと訴える専門家の言葉・・平和にどっぷりつかって生きてきた私。「いやぁ~、とは言っても・・」と思っていました。
しかし、ウクライナを支援する日本についてロシアのある議員が「本来、北海道の半分は我々のものなのだ」と公然と言った時、正直とても不安になりました。
第二次世界大戦の時、暴走する日本を敗戦に追い込むため、アメリカは当時のソ連に参戦を要請しました。その時、日本が降伏したら北海道の半分を領土にして良いと約束したらしいのです。
それを受けてソ連は、北方四島を抑えていよいよ北海道に侵攻しようとしました。しかし、日本軍がソ連の北海道上陸に対して徹底抗戦して許さなかった・・そうする終戦となったのです。
だから、北海道は北方領土と同じようなことにならなかったのです。
その時のことを、ロシアの議員が持ち出したのです。すなわち、ロシアにしてみればウクライナに侵攻する大義名分があるように、北海道に侵攻する大義名分もあるのです。いわば、クリミア半島=北海道という事です。
一方中国は、台湾への攻撃を開始した際に、沖縄をはじめとする日本の基地から出撃してくるアメリカ軍を叩くため、日本にある米軍基地を攻撃するでしょう。
ミサイルが米軍基地内に着弾するとは限りません。基地周辺の街に着弾する恐れはあります。
それを受けて、自衛隊が攻防に出れば、中国は日本に対する攻撃を開始します。
最初に日本に対して攻撃をしてくるのではなく、あくまでも台湾をきっかけにしてという事です。台湾と日本を落とせれば、中国にとって一石二鳥なのです。
では、台湾侵攻はいつか・・・
持論ですが、日本が南海、東南海トラフによる巨大地震とそれに伴う東京直下地震でとんでもない状況に陥った時じゃないかと思います。当然、本州の自衛隊基地はもちろん、米軍基地も被災しますから有事対応能力は著しく低下します。中国にとって、こんなチャンスはありません。
いくら何でも、そんなことは・・・と思いたいところですが・・

ある野党は、「あくまでも外交努力を」と言っていますが、話し合いが通用する相手ではありません。通用するなら、年に700回もスクランブル発進させたりするようなことはしないだろうし、ロシアと共に日本列島を軍艦で一周するようなことはしないと思います。
ロシアにすれば、ウクライナを支援している日本は「敵国」なのです。

さて、日本が窮地に立たされた時、アメリカは動くでしょうが、日本が加盟していないNATOは動きません。良くて武器供与のみでしょう。
その武器を誰が使うか・・自衛隊であり義勇公に奉している国民しかいないのです。今のウクライナと同じです。

なので、ロシアが勝利することはあってはならないのです。そんな姿を見せたら、中国はここぞとばかりに台湾に攻め入るのです。ロシアが負けて、何も得られず世界から孤立することになれば、中国は世界を敵に回してまでも・・・考えるはずです。

子どもの頃、夏休みの宿題で「平和ポスター」を必ず描いていました。
「世界平和」「人類はみな兄弟」って。
戦争をしない国の子どもとして、徹底した平和教育を受けて来たのに、今になってこんな心配をしなければいけないなんて・・・悲しくなります。

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