お嫁さんが参加する子育てママたちがさまざまな活動するグループ(県民局主管)から、水害について話をして欲しいと頼まれて久しぶりに話をすことになった。
本来なら、市の防災課や消防本部の職員がするところだが、参加者半数くらいがお嫁さんの友達で私のことも知っている人たち。堅苦しくない方が良いってんで、OBである私にという事になった。
と言うか、17年前に台風で当地が大被害を受けた時のことを語らずして水害対応は語れない。ただ、当時は、現在の市が1市5町で消防は広域消防としてそれらを管轄していたので、全体のことを知るのは当時の消防職員で本部で全体を見ながら活動していた人間。しかし、その職員のほとんどは退職している。私もその一人。被災後、広報担当だった私は上司と二人で記録集の編集をした。翌年に1市5町は合併をして現在の市になったのだが、全体のことを記録した冊子は、消防が作成した記録集が唯一だった。そんなこともあって、この手の防災教室や他の消防本部の研修会に何度も派遣されていた。
そんな私だから、今回の依頼内容はお手の物・・・と言いたいが、何せ退職して1年以上経つのできちんと話せるかどうかいささか心配だった。
OBとは言え、無責任なことは言えないし・・・。
もちろん、細心の市の防災体制についてもリサーチすることも忘れない。
当日は、シルバー人材から派遣されたベビーシッターによって託児所も設けられママさんたちは、しっかりと聞く体制になっていた。
余計に緊張したが、まだ、血は残っているもんだ。
始まるとスイッチが入り何とか役目を果たすことができた。
13人ほどのママたちの参加だったけど、熱海の土石流やここ数日降り続いている雨と発表される警報のこともあってみんな真剣そのもの。やはり、子どもを守らなければという意識がそうさせるんだろう。久しぶりに充実したひとときだった。
ちなみに、備えについて私が強調したのは「自宅の立地環境に潜在する被災リスクを知ること」が備えの第一歩という事。リスクを知ることで避難しなければならない時や時期が理解できるし、その他の必要な備えも見えてくる。自宅のリスクは、家それぞれ。家族構成によっても異なる。
私の家を例にリスクの把握と備え、いざと言う時の避難の在り方をレクチャーした。

お嫁さんに絶賛してもらい、いい気になった親父でした(笑)

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